まえに見た怪物の夢

だいぶ前に見た夢。怪物に追いかけられ、逃げていた。階段をかけあがり、かけおりて、マトリックスの最後の方の「おっかけ」のように・・でも、ふと夢の中で、逃げてもきりがないと思った。私は、怪物に向かって行って抱きついたのだ。抱きついたとたん、怪物はぼろぼろと涙をこぼし、大声で泣いた。怪物を愛しいと思った。喧嘩しかけの相手と・・ドロドロするのがいやだからと、とことん話し合うのを嫌うときがある。でも、本当は、それぞれの人のどろどろの内側には、きらきら光る芯があるんだと信じている。表面的に、ちょっとちくっとしたからといって、わっとびびって逃げてたら、いつまでも「苦手な人」のままだ・・いつまでも、誰とも・・本当に分かり合えないままだ。コンプレックスが強烈な人に抱きついたら、分かり合う前に
命を落としかねない、そういう見るからに凶暴な人は別にして、それと、「ほっといて」タイプの人は、ほっといてあげて・・泣いても、怒っても、かっこわるくても、とことん話し合うのは、もっと分かり合いたいからだ。経験からも、そうやって得た関係は強い。ずっと一緒にいられる。たぶん。出会いには全部意味があると思う。ぬるま湯から出ろと、痛みをともなう進歩を、与えにやってきた人に、感謝する。その出会いがなければ、「私にはこれがある!」と確信できないままだったかもしれない。嫌われ役をしてくれたのだろう。